• 2026年10月9日

社交不安症の特徴

控えめと言われる日本人にとって、人前で話すような社交場面での緊張自体は珍しいことではありません。しかし、その苦痛や不安が持続し、日常生活に支障をきたしている場合は、それは単なる性格やあがり症ではなく社交不安症という治療可能な疾患かもしれません。

社交不安症は人目を浴びる行動への不安・恐怖から強い苦痛を感じる疾患です。人前でのスピーチや人に見られながらの作業、権威のある人との対面、順番に当てられること、他人に質問や話しかけをすること、社交的な集まりなど、幅広い対人場面で支障が生じます。その際に動悸や息苦しさ、めまい、体の震えといった身体症状が現れます。パニック症と似た症状ともいえますが、出現は対人場面に限られます。

不安が出やすい状況を避けると一時的な安心をもたらすものの、恐れていた事態は起こらなかったという成功体験を得ることができず、不安をより強く固定化させることが分かっています。その結果、学業や仕事などの社会参加が困難になってしまいます。

社交不安症は本人の努力不足や意志の弱さではありません。克服のために本を読んだり話し方教室に通ったりする方もいますが、医療機関での適切な治療により症状を軽減・解消できる可能性があります。

不安でお悩みの方は以下のページもご参照ください。

https://nemukoko.jp/strong_anxiety.html

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この記事の監修医師

・上飯田ねむの木こころクリニック 

・院長 桑原 高史

・名古屋大学医学部 卒業

・精神科専門医・指導医

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