• 2026年10月23日

認知症や突然の病気に備える「人生会議(ACP)」とは?

「人生会議(アドバンス・ケア・プランニング:ACP)」とは将来自分が最期を迎えるにあたり、どのような医療や介護を受けたいかを前もって家族や専門家と話し合い、共有しておくことです。縁起でもないと思われるかもしれませんが、突然の事故や病気で倒れたり、認知症になったりすることにより、人生の最終段階では約7割の人が自ら意思決定できない状態になるとされています。人生会議は本人の望むケアの実現率を高めるだけでなく、家族の心理的負担や死別後の抑うつ・不安を有意に軽減するというエビデンスが示されています。

人生会議では今後予想される病気の経過を踏まえたうえで、希望する医療やケア、延命治療のあり方などを本人の意思決定が可能なうちに共有し、実現可能性を検討していきます。また、一度きりで確定するものではなく、状況の変化に伴い更新していくことになるため、皆で話し合った内容はきちんと記録して定期的に見直していくことが大切です。

2024年度の診療報酬の見直しでは、入院や在宅医療の開始時に人生会議を行うことが求められるようになりました。国の意識調査によると延命治療を望まない方が多い一方で、現場では事前の対話不足から家族の意見がまとまらないことも少なくありません。自分らしく最期を迎えるための大切な話し合いとして、まずは気楽な気持ちで人生会議を始めてみてはいかがでしょうか。

もの忘れがご心配な方は以下のページもご参照ください。

https://nemukoko.jp/easy_to_forget.html

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この記事の監修医師

・上飯田ねむの木こころクリニック 

・院長 桑原 高史

・名古屋大学医学部 卒業

・精神科専門医・指導医

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