- 2026年9月8日
- 2026年9月30日
そっくりな睡眠薬ゾピクロンとエスゾピクロンの違い

よく処方される睡眠薬にゾピクロン(先発品:アモバン)とその進化系ともいえるエスゾピクロン(先発品:ルネスタ)があります。名前がそっくりな2つの薬ですが、効果や安全性にはどのような違いがあるのでしょうか。今回は両者を比較検証した研究を解説します。
ゾピクロンは作用を持つ成分と持たない成分が半分ずつ(光学異性体)混ざり合った構造をもっています。そこから睡眠を促す有効成分だけを抽出して作られたのがエスゾピクロンです。理論上はゾピクロンの半分の服用量で効果を発揮するはずです。
本研究では不眠症の患者約200名を対象に、一方のグループにはエスゾピクロン3mg、もう一方にはゾピクロン7.5mgを就寝前に服用してもらい、自覚的な改善度や客観的な睡眠データを分析しました。
検証の結果、不眠の改善効果においてエスゾピクロン3mgはゾピクロン7.5mgに対して同等の治療効果があることが実証されました。また、副作用の発生率や内容についても両グループでほぼ同等でした。
ゾピクロンの半分以下の用量でエスゾピクロンが有効である理由としては、ゾピクロンのうち効果を持たない半分の成分が薬効や代謝、受容体への結合に何らかの影響を与えている可能性などが推測されています。ゾピクロンをさらに最大用量である10mgまで増量すれば、エスゾピクロンより効果が強くなる可能性はあります。
不眠でお悩みの方は以下のページもご参照ください。
https://nemukoko.jp/cannot_sleep.html
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この記事の監修医師
・上飯田ねむの木こころクリニック
・院長 桑原 高史
・名古屋大学医学部 卒業
・精神科専門医・指導医
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