- 2026年9月17日
- 2026年9月30日
うつ病の回復期を乗り切るコツ

うつ病と診断されるといつになったら治るのかと焦りや不安を感じてしまう方は少なくありません。今回は療養中に心に留めておきたいポイントについてお話しします。
うつ病になると多くの方が「休息する能力」を一時的に失ってしまいます。その結果、疲れているはずなのにかえって几帳面さやこだわりが強くなってしまい、うまく休めなくなったりします。特に主婦の方は家庭そのものが仕事場であるため、休養をとることが一段と難しい傾向があります。
治療においてまず大切なのは「今は休むことこそが自分の役割である」と割り切ることです。小さな家事も含めて、意識して何もしない時間を作ってみてください。療養を続けるなかでふと退屈さを感じるようになったり、物事に対して「まあいいか」と肩の力を抜けるようになったりしたら、心がエネルギーを取り戻し回復が近づいているサインです。
うつ病の回復は季節が変わるときの「三寒四温」のように、小さな回復と小さな悪化を繰り返します。昨日より今日が悪かったとしても悲観的になりすぎる必要はありません。日によって調子に波が出てくること自体が心の回復が始まったサインなのです。
調子が良い日に張り切って無理をしてしまうと、次に訪れる悪化の波が大きくなってしまいます。日々の変化に一喜一憂せず、多くの場合で揺り戻しがあることをあらかじめ見越して、心に余裕を持って過ごすようにしましょう。
症状が落ち着いて復職や復学といった社会復帰が見えてくると、つい元の完璧な状態をすぐに目指そうとしてしまいがちです。しかし、最初から全力疾走をするのはおすすめできません。活動が少なすぎても自信を取り戻すきっかけがつかめませんが、逆に活動を増やしすぎると再び疲れ果ててしまいます。焦らずご自身にとって無理のない「ほどよいさじ加減」を見つけながら、少しずつ日常のペースを取り戻していきましょう。
気分の落ち込みでお悩みの方は以下のページもご参照ください。
https://nemukoko.jp/feeling_depressed.html
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この記事の監修医師
・上飯田ねむの木こころクリニック
・院長 桑原 高史
・名古屋大学医学部 卒業
・精神科専門医・指導医
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