• 2026年9月22日
  • 2026年9月30日

新アプローチ?ADHD症状は「30分の運動」で改善

大人のADHD(注意欠如・多動症)では気が散りやすかったり、計画的な行動が苦手だったりといった症状が仕事や日常生活に大きな支障をきたすことがあります。今回は、30分の有酸素運動がADHDの成人の認知機能を劇的に高める可能性があるという研究を紹介します。

研究チームはADHDの成人とそうではない健康な成人を対象に中強度の有酸素運動(エアロバイクなど)を30分間行ってもらい、その前後で認知機能などを測定する実験を行いました。

その結果、ADHDのグループにおいては運動後に衝動コントロールや集中力、情報処理のパフォーマンスが向上したのです。この認知機能の向上効果は健康な大人のグループでは見られませんでした。

ADHDの脳内ではドーパミンやノルアドレナリンといった神経伝達物質の働きが不足しているとされています。今回の研究では有酸素運動が脳の皮質抑制と呼ばれる機能を調整し、それが行動のブレーキ役(衝動性のコントロール)として機能することが示されたのです。

ADHDの傾向に悩んでいる方は、少し息が弾む程度の早歩きなどの1日30分の有酸素運動を日常に取り入れるだけで思考が整い、目の前のタスクに集中できる時間が作れるかもしれません。

https://www.sciencedirect.com/science/article/abs/pii/S0165178124003937

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この記事の監修医師

・上飯田ねむの木こころクリニック 

・院長 桑原 高史

・名古屋大学医学部 卒業

・精神科専門医・指導医

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