- 2026年8月3日
心と脳を健康に保つ「魚の脂」の秘密

気分の落ち込みやもの忘れに対して、青魚やアマニ油などに豊富に含まれるオメガ3脂肪酸が有効である可能性があります。2025年に発表された約25万人規模の最新調査によると、血液中のオメガ3脂肪酸の濃度が高い人ほど、うつ病や不安症のリスクが低いことが分かっています。
オメガ3脂肪酸の一種であるEPAには高い抗炎症作用があります。実際に、軽度の炎症を伴う抑うつ傾向の人に十分なオメガ3脂肪酸を摂取してもらった実験では、気分の落ち込みだけでなく意欲の低下や処理速度の鈍さまでもが改善したと報告されています。
また、近年の複数の論文をまとめた解析では、オメガ3脂肪酸を日常的に補給することで、注意力や記憶力、脳の情報処理速度といった領域でプラスの効果が得られることが確認されています。
認知症予備軍とされる軽度認知障害(MCI)の方を対象とした研究でも、全体的な認知機能の衰えを緩やかにする可能性が示されました。適度な運動や睡眠と組み合わせることで、認知症予防に有用であることが示唆されています。
