• 2026年8月25日

アレルギーの薬を飲んだら運転NG?

つらい鼻水やくしゃみを抑えるために抗アレルギー薬を内服している方もいるかと思いますが、しばしば眠気の副作用が問題となります。今回はある種の抗アレルギー薬を飲んだときの運転が飲酒運転と同等以上に危険であったという研究を紹介します。

研究では40人のドライバーを対象にシミュレーターを用いて運転を比較しました。比較対象となったのは、昔から使われている第1世代抗ヒスタミン薬(ジフェンヒドラミン)、眠気の出にくい第2世代抗ヒスタミン薬(フェキソフェナジン)、血中アルコール濃度が約0.1%に達する量のアルコール、そして薬効成分のない偽薬(プラセボ)です。

その結果、第1世代のジフェンヒドラミンを服用したドライバーは前走車の追従や車線維持の正確さが著しく低下し、アルコールを飲んだ状態よりも運転成績が悪かったのです。一方、第2世代のフェキソフェナジンを服用した場合は安定した運転を維持できることが確認されました。

さらにこの研究で最も注意すべきポイントはが本人の自覚と実際の運転能力のズレです。ドライバー自身が眠気を感じていなくても測定された運転能力は低下していました。つまり、眠気がないから運転しても大丈夫という判断はまったくあてにならないということです。

車の運転は状況を瞬時に判断し、正確な操作を連続して行う高度な作業です。判断力が低下している自覚のないまま運転すると重大な事故につながりかねません。運転の機会がある方は眠気の影響が出にくい第2世代の薬を選択するなど、医師や薬剤師へ相談しましょう

https://www.acpjournals.org/doi/10.7326/0003-4819-132-5-200003070-00004

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