• 2026年8月10日
  • 2026年8月11日

アルコールやタバコ、睡眠薬のうち一番やめにくいものはどれ?

お酒(アルコール)、タバコ(ニコチン)、そして精神科などで処方されるベンゾジアゼピン系睡眠薬・抗不安薬。これら3つのうちで最もやめにくい物質はどれだと思いますか?

1994年のアンソニーらの疫学調査において、生涯で一度でもその物質を使った人のうち最終的に依存症になった人の割合が示されています。結果はタバコが約32%と群を抜いて高く、アルコールが約15%、ベンゾジアゼピン系が約9%でした。日常的に入手しやすいことも考慮すると、タバコは手を出した人が最も依存に陥りやすい物質と言えます。

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/8205282

2007年にデヴィッド・ナットらが発表した論文では、精神作用物質の依存の強さを3点満点で数値化しました。総合スコアではタバコ(2.21)が1位となり、次いでアルコール(1.93)、ベンゾジアゼピン(1.83)という結果になっています。離脱症状(身体的依存)の強さを見るとタバコ(1.8)とベンゾジアゼピン(1.8)が同程度に高く、アルコール(1.6)もそれに近いレベルです。精神的依存(渇望・執着)についてはタバコ(2.6)が非常に高く、アルコール(1.9)、ベンゾジアゼピン(1.7)と続きます。

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/17382831

これらの研究からやめにくさはタバコが勝り、アルコールとベンゾジアゼピンが近い程度と言えます。ただし、どれも依存の程度は強いことから、減らしたい場合は自己判断で急にやめず、医師などの指導のもとで安全に行うことが大切です。

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