• 2026年6月14日

産後うつかなと感じたら・・・

こんにちは。上飯田ねむの木こころクリニックの看護師です。

出産後に気持ちが不安定になる方は少なくありません。出産後のこころの変化にはいくつかの段階があり、その中でも多くの方が経験するのがマタニティブルーです。

マタニティブルーは出産後の女性の30-50%が経験すると言われており、出産後数日〜2週間ほどの間に起こりやすい一時的な気分の落ち込みや涙もろさや不安感などを指します。ホルモンの急激な変化や慣れない育児の緊張、睡眠不足などが重なり、心が揺れやすくなる時期とされています。

これらは多くの場合、時間の経過とともに自然に落ち着いていきます。「こんな気持ちになるのは自分だけではない」と知るだけでも少し肩の力が抜ける方もいます。

一方で産後うつはマタニティブルーズと似ていますがより長く続き、生活に支障が出るほど強い不安や落ち込みが続いたり、自分を責め続けてしまったりします。人によっては消えてしまいたいといった思いが浮かぶこともあります。

産後うつは決して弱いからなるものではありません。ホルモン変化、環境の変化、育児の負担、孤立感など、さまざまな要因が重なって起こる「こころの病気」であり、治療やサポートによって回復が期待できます。

産後はこころも体も大きく揺れる時期です。「こんなことで相談していいのかな」と思うような小さな不安でも誰かに話すことで軽くなることがあります。ひとりで抱え込まず、安心できる場所に気持ちを預けてほしいと思います。

家族や兄弟姉妹、友人、保健センター、保育園、子育て支援センターなど多くのサポートを得ながら子育てをして行きましょう。どうか焦らず少しずつ自分をいたわる時間を持ってください。あなたのそばには支えてくれる人が必ずいます。

当院では当院に通院中の産後ママに向けたショート・ケアを予定しています。ご興味のある方は医師またはスタッフにお尋ねください。

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