- 2026年1月17日
認知症の予防
「年を取れば認知症は避けられない」と感じている方も少なくありません。しかし、有名な医学雑誌であるランセットの報告(2024年)では生活や医療の工夫で、認知症の約45%は予防できる可能性があるとまとめられています。もちろん、原因がまだ十分わかっていない部分もありますが「できる対策がある」ことが大きな希望です。
認知症に関する要因
特に中高年の方に関係が深い注目すべき要因として、社会的孤立(人とのつながりの少なさ)、運動不足、難聴、そして2024年に新たに追加された未治療の視力低下が示されています。聞こえにくさや見えにくさは、外出や会話を減らし、結果的に孤立や活動性低下につながりやすいともいえます。
うつ症状の早めの治療
精神科や心療内科の立場から特にお伝えしたいのは、うつ症状への早期介入です。気分の落ち込みや意欲低下、不眠が続くと「人に会う」「体を動かす」といった脳に良い行動が難しくなります。うつは気の持ちようではなく治療が必要な症状であり、早めの受診が生活再建の近道になります。
今日からできる工夫
ご本人・ご家族が今日からできる工夫はシンプルです。まず「孤立を防ぎ会話の機会を減らさない」、次に「睡眠と気分の乱れを放置しない」、そして「聞こえ・見え方の低下を我慢せず治療につなぐ」ことが大切です。加えて血圧や脂質、糖尿病の管理、禁煙、無理のない運動、転倒予防も認知症予防につながるとされています。

上飯田ねむの木こころクリニック(仮称)
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